2006年04月03日

大河ドラマ 功名が辻 第十三回 2006年4月2日放送 あらすじ&レビュー

第十三回 
信玄の急死・足利義昭の追放で信長包囲網は崩れ、小谷の浅井長政は完全に孤立した。千代は案ずる市のことをねねに話し、市様贔屓だと皮肉を言われる。小谷城攻めが始まった。浅井久政は自刃する。秀吉は市を助ける策があると信長に進言する。即ち長政が侘びを入れ小谷の城を明け渡せば罪は不問、織田家の家臣として家族共々取り立てることである。信長は「承知した。行け。」と言う。(下へ続く)


































長政は交渉に来た秀吉に、「他国で生きながらえる気は無い。」と言うが、市と三人の姫を道連れにするつもりは無いので、市を説き伏せて下されと言う。秀吉は万福丸が殺されぬように信長を説得すると市に約束し、信長の元に帰る決心をさせる。この世に生を受けて以来悲しい事しか知らぬ万福丸に、生まれて来てよかったと思える時を与えてやりたい。それが市の願いだった。市と万福丸、二人の姫君は泣く泣く長政と別れる。
本丸攻めが始まり、炎に包まれながら長政は切腹した。
疲れて倒れた市を見守る信長。「兄上 長政は良き夫でございました。」私は疫病神のようなものだと言う市を信長は、「たわけた事を申すでない。」と抱きしめる。だが、万福丸を助ける事は許さなかった。
秀吉は一豊に、関が原に連れて行き磔の支度をしろと言う。父の記憶を思い出し「できませぬ。」と言う一豊だが、秀吉は一豊を腰抜けと罵る。いつも功名を上げると言っておきながら敵方の嫡男を殺せないのか、殺せ。わしの命に従わねば謀反じゃ、逆賊じゃと怒鳴り散らす。一豊は秀吉に言われた通り、万福丸の死刑執行を執り行なう。
千代の元に戻った一豊。
「疲れた・・。」そこに信長が現れ、市の打ち掛けを持って城に上がれと直々に命令する。
千代は城に上がり、市に内掛けを献上する。再会を懐かしむ二人。
「お懐かしゅうございます。お約束の打ち掛けをお届けに参りました。」
「忘れずに縫い上げてくれたのじゃな。」
「はい。お市様の小谷での幸せを祈りながらひと針ひと針縫いました。」
「そなたは変わらぬな。」
万福丸のことを聞かれた千代は、その夜一豊に万福丸の行方を尋ねる。一豊は嘘をつき通せず、万福丸様を磔にしたことを告白する。千代は一豊の手を握り、よくぞ話してくれましたと言う。
「千代、功名とは一体何じゃ?教えてくれ?」
一豊は秀吉に返す言葉も無かったことを話し、自分のこれまでの行き方が分からなくなったと言う。
「分かりませぬ。ただ、千代は殿がこうして涙されるお優しい心の持ち主で嬉しゅうございます。安心いたしました。」
侍奉公の辛さを絆をかみ締めつつも、絆を深める一豊と千代だった。
千代は万福丸の死を市に黙っているつもりだったが、市は千代の縫い目の乱れに万福丸の死を悟る。千代は、手を下したのはわが夫山内一豊、申し訳ございませぬ。とひれ伏す。市は、秀吉を信じた自分が愚かだったと呟いて言う。
「乱世じゃ。連なる恨みは断ち切らねばならぬ。されど、兄の手で斬って欲しかった。」
城に家臣を集めた信長は、長政らのしゃれこうべを杯にして酒宴を開く。木下から羽柴に姓を変えたばかりの秀吉は喜んで杯を上げる。昔の主朝倉義景の骨の前で躊躇する光秀に迫る信長。急に市が立ち上がり、「喜んで杯を煽る猿、そなたが一番汚らわしい。」と秀吉に言葉を吐き捨てて出て行く。
一人になった信長は長政の骨に向かって言う。「長政、わしはお主が好きじゃった。」
信長から唐国四百石を与えられた一豊だが、大そう気を落としていた。千代は一豊を元気付けようと、今浜に引っ越したいと言い出す。引越すことで一豊の心を癒すことになれればと千代は思ったのだ。何があろうと一豊を支えていこうと決意を新たにする千代であった。

レビュー 
冥府魔道信長の標的は浅井家に。敵方嫡男を戦国時代に残す事は矢張り許されなかった。飽くこと無く続く歯がゆい悲劇にとうとうお市も巻き込まれてしまう。歴史に待ったをかけたい一豊の無念。決意を固めた千代の凛々しさが十分に発揮されており、雨の月曜日のような憂鬱・苛立ちに、さらに眩しく清い光を投げかけている。


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posted by 綾悦 at 01:10| Comment(0) | TrackBack(3) | 2006年第1期ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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