2006年01月23日

大河ドラマ 功名が辻 第三回 2006年1月22日放送 あらすじ&レビュー

第三回 運命の再会
川の向こうに千代が一豊を認めるところから話は始まる。
千代の様子の異変が気になった半兵衛。
千代は、対岸を示して
「向こう岸にいたあのお方は、幼い頃両親を失ってさ迷っていた私を助けてくれた命の恩人です。」と正直に言う。

半兵衛と千代が帰って行く。





























それをやはり川越しに見ていた秀吉は、
「向こう岸に居たもの、半兵衛であろう。」と言ってみる。
一豊 「作用でございましたか・・・」
秀吉 「半兵衛が伴っていたあのおなご。遠めに見ても見目麗しいおなごじゃったのお。半兵衛の側女であろうか。」
秀吉も一豊の様子に気付いたのか、へっへっと笑うばかり。

千代を引き取って大事にしている不破市之丞の邸。
川並衆の蜂須賀小六などがやって来て
「織田は強い。織田につけ。斉藤竜興の放蕩目に余ると言っているではないか。」と、信長への仕官を進めるのだが、市之丞はなんとも義理固く、話に乗ろうとしない。

織田家では弱冠十九歳の半兵衛のことが話に上がる。
「我が家中に半兵衛を凌ぐ者はおらぬか」信長はイライラしている。
そこへ秀吉が前に出、
「墨俣に命を捨てて城を作るのみであります。」と言う。
「猿、成せるか?」
「三日で築いてご覧にいれまする。」
信長は藤吉郎に墨俣築城を命じた。
藤吉郎はそれをなんと、見事にやってのける。
寸法を揃えた板を筏に組んで、木曽川上流から墨俣に向かって流した斬新な方法。今で言うプレハブ工法の走りだ。
「三倍の働きをしたものは、三倍の褒美をとらせるぞ。」
藤吉郎は叫ぶ。
城は三日で立ち上がった。

風が強く吹いていたある日、千代は「ある者」と久方ぶりに会う。邸の前黙ったまま、顔を見せずにじっと立っているその男に対し、千代はムッとして「名を名乗りなされ」と言う。
覗かせた顔は、六平太。母を失った時幼少の千代をかばって息絶えたと思われていた男だ。崖から落ちて気を失ったところを、甲賀の忍びに見つかり、のちのち世話になっているという。今は浅井に仕えているが、天下にもっとも近いものを探し回っているそうだ。
千代は、「尾張の山内一豊がご無事かどうか知りたい。心配でならないから様子を探ってほしい」と六平太に頼む。

織田家では、功のあった藤吉郎が五百石の領地と、秀吉の名を貰う。また、二人の後者蜂須賀小六、前野将右衛門ら川並衆、そして一豊も与力とした。出世である。

半兵衛の居城菩提山城に仕えていた千代。
六平大から、一豊が墨俣におり今日この城に来るかも知れぬと聞く。千代は、そわそわしている。
秀吉と一豊は、他人になりすましてやって来た。
「お肝の太いことだ。ここから生きて帰れるとお思いか・・」
半兵衛にあきれられる秀吉だが、達者な口で「半兵衛の顔を拝みたい一心で、敬慕一途のあまり、一心腐乱で半兵衛の元まで来たのだ」と言う。
そこへ
「失礼いたしまする。」
二人の女が茶を持ってやって来る。一人は秀吉に、もう一人は一豊に茶の入った器を恭しく差し出した。一豊はまっすぐ前を向いていたが、器を差し出した女の手に一粒の光るものを見つける。鉄砲の玉だ。千代のお守りである。
「千代・・・」
言葉を失った一豊に、千代は懐かしそうな微笑を浮かべる。
廊下を出て行こうとする千代を一豊は追いかける。振り向く千代。
「千代・・・大きゅうなったのう・・・」一豊は感動でなかなか言葉をつげない。
「はい。法秀様はお健やかで・・・?」頷く千代。
「ああ。」一豊は答える。
そこに、
「千代殿。お殿様がお呼びでございます。」
千代を呼ぶ声。
千代は、一豊をじっと見つめ
「川を、何阻むものなく渡れる世が、早く来ます様に。」
そう言い残して廊下の向こうに消えていった。

斉藤竜興の稲葉山城に、前代見聞の乗っ取り事件がおこる。人質である半兵衛の弟の急病にみせかけ、16人の家来たちが薬師に化けて城を乗っ取ったのである。血は流れなかった。
不破家では、半兵衛から暇を出された千代に粗相があったのではと、義母が心配していたが、そこへ市之丞が、半兵衛の稲葉山城乗っ取りの報を持って帰ってくる。城に上がる市之丞について行く千代。
千代に、半兵衛は心中を打ち明ける。竜興を改心させ、城を明け渡し、学問をするために隠居をしたいのだと。
織田との戦が終わると思っていた千代は「悲しゅうございます。」と言う。
半兵衛は、自分が残っても織田との戦は終わらない。亡き道三のために自分をはじめ多くの兵が死んでしまうと千代に告げる。
「わかりませぬ。義とは何でございますか。」
千代はそう言うのみだった。
半年後、その通り半兵衛は竜興に城を返したが、美濃に平和は戻らなかった。市之丞は、竜興がまた暴君に戻ってしまったと嘆き、人質にならぬ様、家中のしかるべき者を千代の婿にするべく縁談を進めると言う。

一豊は、夜の川で、槍を振るい千代の名を叫ぶのであった。
家来の新衛門と吉兵衛は、一豊に好きな女子でもできたのかと喜んだり、大変がったり。

一方、千代は手紙をしたため、六平太に半兵衛に届けるように頼む。
内容は、「まだ一豊を思い切れない(あきらめられない)。いま一度お目にかかれないか」ということであった。
半兵衛は、僧に身を変えた六平太の正体を見抜き、六平太も
「半兵衛様、天下に目をお向け下さりませ。世は風雲急を告げております。」と、進言。半兵衛もようやく重い腰を上げ、天下を動かそうというところまできた。
そうして一豊は、千代と再会する。

レビュー
第三話になり、息を潜めていた物語の重低音がようやく響きわたってきた。感動的な回だ。一豊の出世。秀吉墨俣の功に乗っかった形だが、一国一城のあるじへの足がかりができたわけだ。折しも、一回キャッチ&リリースした可愛いお魚が帰ってきて、どうにか母のもとに顔向けができるといった内容。
で、それと今回出てくる一豊・千代の持つ腹心の部下・友がすごく、対照的だ。
一豊の従者新衛門と吉兵衛は、一段高い所から、深い癒しを与えんと見守っている。一豊が信長を軍神とあがめるのをちょっと違った目で眺めているのも彼ら。
千代の方は、幼い頃バカにしていた六平太が、空白の時を経て、心配ご無用の忍者になって帰ってくる。一豊を案じる千代の明るさを取り戻してくれたのも六平太であり、不安な千代の精神的なささえにもなっている。
これらを濃姫・お市の信長への思いに重ね合わせれば、ますます「深く」なってくる。
語りすぎてしまうと興が醒めるだろうからこの辺で。



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posted by 綾悦 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(9) | 2006年第1期ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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