2006年04月21日

大河ドラマ 功名が辻 第十五回 2006年4月16日放送 あらすじ&レビュー

第十五回 妻対女
山内家では、一豊の右腕である知恵者、祖父江新右衛門が隠居して新一郎に家督を譲り、徳治郎は医者になるために京に行くこととなる。一人で酒を飲む吉兵衛に紫陽花を見せようと気を回した千代だが、吉兵衛は亀ヶ崎の戦いで一豊の頬から引き抜いた鏃を出し、ご当家の家宝、それがしの誇りだと一説ぶつ。一豊を守る事、それ以外にこの世に望みはないと言う吉兵衛に千代は胸を熱くする。



































六平太は望月六平太と言う名で山内家に近づき、家臣になろうとする。得意の忍術で一豊を守ると言う六平太だが、一豊は毛利の間者だと信じようとしない。六平太は、自分は真っ正直な一豊に惚れたと言い、山内家に居座ってしまう。
いとととしには子ができた。山芋を食べれば子が出来ると聞いた千代は、早速トライしてみるのだが。六平太は千代に、叡山の虐殺で変わってしまった信長は滅ぶ、その時死を賭して戦う一豊の危機に、自分が盾になって守ると言う。しかし千代も不安な気持ちでいた。
市乃丞の具合が悪いということで一豊と千代は、千代の実家に見舞いに行く。市乃丞は千代に、世継ぎが出来なければ一豊に側女を置けと言う。きぬは、市乃丞こそ子供ができなかったのに側女を作らなかった、間に受ける事はないと言い、一豊も、自分にとって女子は千代だけだと即座に答える。
六平太の妻としてやって来たさとと名乗る女はなんと小りんだった。小りんは一豊の子を産もうと夜這いをかけるが、一豊は逃げ出してしまう。小りんに子供の事を尋ねられた千代は正直に話す。すると小りんは一豊の子を産むと言い、怒れない千代は涙を浮かべて黙り込んでしまう。
夜、小りんは隙をついて一豊に夜這いをかけるが、一豊は振り払う。「千代に子供はできないよ。」と辛辣に言う小りん。すべて悟っていた千代は寝床に帰った一豊に、「旦那様は誰にも渡しませぬ。小りんには渡しませぬ。」と泣く。一豊は、「側女はいらぬ、わしにとって女子は千代だけじゃ。」ともう一度千代を抱きしめて言う。その時、長篠の戦いを告げる陣笛が鳴った。

レビュー
戦いの合間のまどろみ、そしてその都度煩雑なものに囲まれつつも、有機的な家族・家臣同士のつながりについて描かれている。ふっとした心のたまり場のような回だが、この話のテーマとしての夫婦愛が貫かれており、内面的時代劇の情緒がいかんなく発揮されている。ドラマ新クールに入って、作り手側からはさらなる深化をはかる試みがなされており、それぞれのキャラクターが言葉を研ぎ澄ませながら新しい人間の生き方を探している、といった回である。ああ、あんなつらい顔ができるんだ・・・千代のリゴラスさの反面が格段の光を放ち、主役抜擢の見立てはきっと正しかった、そんな風に思える回だった。


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2006年04月10日

大河ドラマ 功名が辻 第十四回 2006年4月9日放送 あらすじ&レビュー

第十四回 一番出世
秀吉は小谷城から今浜に移り、琵琶湖のそばに城を築き、長浜と改めた。 一豊は新しい家を賜る。千代は相変わらず風呂を洗ったり、せっせと体を動かして働いている。吉兵衛は千代にそのようなことをするべきでないと言うのだが、「この方がご飯も美味しくいただける。どうかこのまま続けさせて下さい。」と千代は言う。(下へ続く)


































一氏の妻とし、吉晴の妻いとがやって来て山内家の風呂に入り、たいそう興奮して帰ってゆく。それぞれの家に帰り、としは一氏に叱られてべそをかくが、いとは吉晴を炊きつけて夫婦ではしゃぐ。一方、一豊は近頃一氏の態度が急によそよそしくなったことに傷ついていた。それを聞いた千代は怒り、両家に文句を言いに行こうとするが、一豊は、「女子には分からぬ。」といっていさめる。
ある日千代はねねに呼ばれ、城に上がる。城の中は寂しいと言うねねに千代は、琵琶湖の果てのなさが人を寂しくさせるのだと言う。ねねは秀吉の女狂いが激しくなったことを憂いており、「戦のたびに女子が増えて行く。あれは病じゃ。」と心中穏やかではない。
ただ、考えれば考えるほど、自分は秀吉の妻しかできないと言うねねに対し、千代も激しく同意して二人は手を取り合う。
千代は帰る途中、秀吉の母なかと会う。そうとは知らずに普通に接していた千代だが、次の朝なかが「うちのねねさはきつうて・・」と言っているのを聞き、そうと知ってびっくりしてひれ伏す。なかは朝食をご馳走になり、千代から秀吉の側女の話しを聞く。「とんでもにゃあ。」となか。「まことにとんでもにゃあことにございまする。」と千代。早速城に帰ったなかは秀吉を引っ叩いて叱責する。ねねはなかに礼を言う。「あれで救われたのでございまする。」
どういうわけかねねの悋気も収まり気を良くした秀吉は、千代のお陰だと一豊に礼を言い、ついでにもうひとつと頼みごとをする。それは、妹旭をなんとかして長浜に連れてきて欲しいということだった。一豊は千代を伴って旭のもとへ。千代は夫婦で歩くのが嬉しくて仕方が無い。
はるばる来た一豊達に対し、案の定旭は「城には行くのは嫌。」と言う。一豊は旭の夫げんすけに、秀吉はげんすけをゆくゆくは右腕にしたいと考えていることを言うが、虫一匹殺せないげんすけが侍になれそうもない。だが、げんすけは百姓もしたくないことと、建物の作事仕事ができれば役に立つということから、長浜行きを決意する。旭は本当に戦に出なくてもよいのならと、すごすごと夫に従うのだった。
一件落着の一豊の家に堀尾夫妻がやって来る。「わしも湯に入れてもらえぬか?」と吉晴。
極楽極楽と水入らずで仲良く風呂に入る堀尾夫妻。それを聞いて、薪をくべる千代と一豊は顔を見合わせて微笑む。

レビュー
組織の重要なポジションを担うようになった一豊。主人の夢を担う大仕事を任されていく。同僚の羨望にじっと耐える姿が印象的だ。お市、旭といったごっど姉ちゃま方をサポートする二人は、確かな人間性の復古=おおらかで賞の受賞が確実であり(年末発表されるとか!?)、紛糾した事態にいちばんの手腕を発揮する暖かさが描かれていて良い。



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2006年04月03日

大河ドラマ 功名が辻 第十三回 2006年4月2日放送 あらすじ&レビュー

第十三回 
信玄の急死・足利義昭の追放で信長包囲網は崩れ、小谷の浅井長政は完全に孤立した。千代は案ずる市のことをねねに話し、市様贔屓だと皮肉を言われる。小谷城攻めが始まった。浅井久政は自刃する。秀吉は市を助ける策があると信長に進言する。即ち長政が侘びを入れ小谷の城を明け渡せば罪は不問、織田家の家臣として家族共々取り立てることである。信長は「承知した。行け。」と言う。(下へ続く)


































長政は交渉に来た秀吉に、「他国で生きながらえる気は無い。」と言うが、市と三人の姫を道連れにするつもりは無いので、市を説き伏せて下されと言う。秀吉は万福丸が殺されぬように信長を説得すると市に約束し、信長の元に帰る決心をさせる。この世に生を受けて以来悲しい事しか知らぬ万福丸に、生まれて来てよかったと思える時を与えてやりたい。それが市の願いだった。市と万福丸、二人の姫君は泣く泣く長政と別れる。
本丸攻めが始まり、炎に包まれながら長政は切腹した。
疲れて倒れた市を見守る信長。「兄上 長政は良き夫でございました。」私は疫病神のようなものだと言う市を信長は、「たわけた事を申すでない。」と抱きしめる。だが、万福丸を助ける事は許さなかった。
秀吉は一豊に、関が原に連れて行き磔の支度をしろと言う。父の記憶を思い出し「できませぬ。」と言う一豊だが、秀吉は一豊を腰抜けと罵る。いつも功名を上げると言っておきながら敵方の嫡男を殺せないのか、殺せ。わしの命に従わねば謀反じゃ、逆賊じゃと怒鳴り散らす。一豊は秀吉に言われた通り、万福丸の死刑執行を執り行なう。
千代の元に戻った一豊。
「疲れた・・。」そこに信長が現れ、市の打ち掛けを持って城に上がれと直々に命令する。
千代は城に上がり、市に内掛けを献上する。再会を懐かしむ二人。
「お懐かしゅうございます。お約束の打ち掛けをお届けに参りました。」
「忘れずに縫い上げてくれたのじゃな。」
「はい。お市様の小谷での幸せを祈りながらひと針ひと針縫いました。」
「そなたは変わらぬな。」
万福丸のことを聞かれた千代は、その夜一豊に万福丸の行方を尋ねる。一豊は嘘をつき通せず、万福丸様を磔にしたことを告白する。千代は一豊の手を握り、よくぞ話してくれましたと言う。
「千代、功名とは一体何じゃ?教えてくれ?」
一豊は秀吉に返す言葉も無かったことを話し、自分のこれまでの行き方が分からなくなったと言う。
「分かりませぬ。ただ、千代は殿がこうして涙されるお優しい心の持ち主で嬉しゅうございます。安心いたしました。」
侍奉公の辛さを絆をかみ締めつつも、絆を深める一豊と千代だった。
千代は万福丸の死を市に黙っているつもりだったが、市は千代の縫い目の乱れに万福丸の死を悟る。千代は、手を下したのはわが夫山内一豊、申し訳ございませぬ。とひれ伏す。市は、秀吉を信じた自分が愚かだったと呟いて言う。
「乱世じゃ。連なる恨みは断ち切らねばならぬ。されど、兄の手で斬って欲しかった。」
城に家臣を集めた信長は、長政らのしゃれこうべを杯にして酒宴を開く。木下から羽柴に姓を変えたばかりの秀吉は喜んで杯を上げる。昔の主朝倉義景の骨の前で躊躇する光秀に迫る信長。急に市が立ち上がり、「喜んで杯を煽る猿、そなたが一番汚らわしい。」と秀吉に言葉を吐き捨てて出て行く。
一人になった信長は長政の骨に向かって言う。「長政、わしはお主が好きじゃった。」
信長から唐国四百石を与えられた一豊だが、大そう気を落としていた。千代は一豊を元気付けようと、今浜に引っ越したいと言い出す。引越すことで一豊の心を癒すことになれればと千代は思ったのだ。何があろうと一豊を支えていこうと決意を新たにする千代であった。

レビュー 
冥府魔道信長の標的は浅井家に。敵方嫡男を戦国時代に残す事は矢張り許されなかった。飽くこと無く続く歯がゆい悲劇にとうとうお市も巻き込まれてしまう。歴史に待ったをかけたい一豊の無念。決意を固めた千代の凛々しさが十分に発揮されており、雨の月曜日のような憂鬱・苛立ちに、さらに眩しく清い光を投げかけている。


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2006年04月01日

大河ドラマ 功名が辻 第十二回 2006年3月26日放送 あらすじ&レビュー

第十二回 信玄の影
治兵衛は孔子の教えなども学びつつ、成長し続けていた。秀吉は小谷周辺の豪族宮部氏に頭を抱えていたが、和平を結ぶ為に治兵衛を人質にすることにする。秀吉は一人で宮部氏まで談判をしに行き、ぜんしょぼう(?)の妹を人質にもらってくる。  
(下へ続く)


































一連の信長の所業に悩む一豊に半兵衛は、信長は古いしきたりと戦っているのだと言う。
治兵衛の旅立ちの日が来た。別の世に生まれていればと千代は嘆く。「人の定めに負けてはいけませんよ。」
無念の関白・豊臣秀次とはこの治兵衛のことである。
坂本へ行くことになった光秀の妻槙は千代に世話になったとあいさつに来る。何か恐ろしい事が起こりそうなことが起きそうだと言う槙に千代は、「お槙さまが暗いお顔では明智のご家中が暗くなりますぞ!」と元気付ける。
武田信玄が上洛の兵を挙げる。小谷城の近くで待機していた一豊の元に小りんが現れる。
「あんたに会いに来たんだよ。」と言う小りんは「逃げなければ斬るぞ。」と言う一豊に、斬れ斬れと暴れて一豊を困らせるのだった。隠れ家に帰った小りんは六平太に「生まれて初めて惚れた。」と一豊への思いを打ち明ける。
武田が小谷に迫る中、岐阜の信長軍の家族達も戦に備え出す。なぎなたの稽古をするねねと千代。
再度一豊を訪れた小りんは吉兵衛を使って一豊に会おうとする。命の恩人を無理矢理返してしまった一豊は気になって追いかけるが、そこには老僧に姿を変えた六平太が。両者は組み合いになり、一豊は隠れていた六平太の顔を振り返りざま認める。以前、三度も会った事のある二人だが、一豊は六平太の正体についてまだ知らなかった。
六平太は「魂を俺に売れ。」と、一豊を毛利のスパイに誘う。
「わしは日輪のもとで堂々と功名をたてる。」一豊は千代の言葉を誇らしげに言う。六平太は古寺を指し、踵を返す。
古寺には小りんがいた。
小りんは一豊に、「ここから一緒に逃げよう。」と言う。あぶれものを集めて野武士の棟梁になれと言うのだ。道を踏み外して初めて人らしい生き方ができると言う小りん。
「わしには天運がついているのじゃ。千代がそう言うた。」と一豊は六平太の時と同じように言うが、小りんの心はなお乱れてしまい、一豊は来たのが誤りだったといって帰って行くのだった。
秀吉から信玄の病の報を聞いた信長は光秀の助言で、義昭の悪政をいさめ失政を糾弾する弾劾状を出した後、義昭の討伐へ。
義昭の陣に火がつけられ、信長軍が攻め入る。現れた信長に義昭は、こんなことをしても反信長の結束が固まるだけだと言うが、信長は「望むところでござる。歯向かう者は斬り従えればよいのでござる。」ときり返す。光秀が半生をかけて再興した足利将軍家はここに滅んだ。
「わしは夢を捨てた。わしのこれまでの人生は何の為にあったのか・・・」
義昭に夢のすべてを託していた光秀は、槙に呟くのだった。
小谷城を目指して出陣した信長。
「お市様、無事にお戻り下さいませ。」
千代は市の無事を祈りながら内掛けを縫うのだった。

レビュー
大きな歴史の転換の中心にいた義昭が都落ちになる。小りんの一回り大きくなった恋心に自らの愚かさも悟った一豊。惚れられたら賢い退却をしなければならぬという教訓を得ただろう。心の足踏みは逆に、より大きな使命へ自分を駆り立てることだとようやく分かった一豊は、千代のことばで誘惑から救われるのだった。騒乱の渦中にあって自分はどう生きればいいのか、それを考えさせる回。





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2006年03月27日

ドラマ 白夜行 第十一回 2006年3月23日放送 あらすじ&レビュー

笹垣に襲い掛かった亮司のハサミは笹垣の心臓をかすめ、倒れた笹垣の膝に突き刺さる。青酸カリのガスを吸ってしまった亮司はそれ以上争えず、笹垣に「便所に入るな。」と言い残して逃げ去る。
二号店の出店に奔走する雪穂は会いに来た篠塚に、この店は母の為、次のR&Yは礼子のRだと話す。
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2006年03月23日

ドラマ Ns' あおい  第十一回 2006年3月21日放送 あらすじ&レビュー

泉田の呼吸停止から二分。あおいは電話の向こうの高樹に、挿管をやらせて欲しいと申し出る。医療器具はアンビューしか無く、工具のレンチがある位だ。「美空、やれ。」高樹は決断を下す。針金、ハンガー、チューブなどを使ったあおいの緊急措置で救急車が来るまでの間に泉田の呼吸は回復し、生命の危機は免れた。だが、このあおいの行動に対し、倫理委員会が召集されることに。あおいは病床の泉田に言う。
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ドラマ 西遊記 第十一回 2006年3月20日放送 あらすじ&レビュー

天竺に近くなるにつれ三蔵は、自分の旅は弟子達の心に報いる事ができるのかと案じるのだった。
ある日一行は草木の茂らない不毛の地で倒れている人々を見つける。残りは餓えながら水を求めて争い合っている。一行は囲まれてしまい、三蔵は気絶してしまう。
三蔵が目覚めると、そこには天竺大雷音寺の使者が立っていた。使者達は三蔵を大雷音寺へ誘うが、三匹の妖怪は入る事を許されないと言う。三蔵は弟子たちを置いては行けない、選ばれた者とは天竺を求める者達、彼らに天竺に行く資格が無いとしたら私にもありませんと言う。
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2006年03月19日

大河ドラマ 功名が辻 第十一回 2006年3月19日放送 あらすじ&レビュー

第十一回  仏法の敵
一豊は、姉川の戦いの際、小りんに助け出されたと言う。「まことじゃ。信じてくれ。」と弁明する一豊に、「もう良いのです。私が幼すぎたのです。」と答える千代。「お願いがございます。側女にしたい女がいたらお連れ下さいませ。」と言うが、一豊は「わしは千代だけおれば良い。」とすかさず答える。

































秀吉は一豊を抱きしめ、自分だけは一豊が生きて帰ると信じていたと言う。堀尾、中村達は秀吉は二つの顔を持つと言って恐れるが、一豊は、自分亡き後の山内家を考えてくれた暖かい人だと言う。
信長上洛に呼応して浅井、朝倉などが手を結び、信長包囲網ができる。中でも石山本願寺、比叡山延暦寺などの寺院勢力は強大だった。秀吉は横山城で浅井の動きを封じる役割を担うことに。一豊は半兵衛に一気に小谷を攻め落としたほうが早いのではと言うが、半兵衛は三好などの例をあげ、信長に歯向かう者への煽りを生む、千代の為にも姉川で拾った命を大事にされよと言う。そこへ秀吉がやって来て、半兵衛に城を預け、戦へ行くと言う。
一方、ねねは秀吉の甥の治兵衛が近い未来人質になるかもしれないからと、千代に立ち居振る舞い、読み書き、武術などを教えるように頼む。千代の教育が始まった。しばらくすると治兵衛の能力はめきめきと上達するが、千代は立派な人質になれるかと言う治兵衛に人質の意味を教え、「良く食べ良く眠り、何があっても必ず生き抜くのですよと言う。
浅井朝倉勢は比叡山延暦寺に立てこもる。雪が降るや否や信長は光秀を義昭の元にやり、浅井朝倉と信長の和睦を仲介することを勧めさせる。光秀の説得で一時的な和睦が成立し、信長軍は岐阜に戻る。一豊も我が家に帰り、秀吉の頼みで治兵衛に槍を教える。
翌年信長は、再び近江を連戦連勝で攻め進み、やがて叡山を攻めることに。「伽藍ことごとく打ち壊し、僧俗男女選ばず生ける者なからしめよ。」と言う信長に光秀は「叡山は勅命によって開かれし山、三千の仏がおはします。仏に罪はございません。」と反対するのだが、信長は破戒三昧の悪人を放置するは仏の罪、仏罰を加えぬは仏の怠慢じゃとして意見を変えず、光秀を縁側から突き飛ばして怒りをむき出しにする。そして延暦寺焼き討ちが行われる。光秀も信長の命令通りにするほかはなかったのだが、秀吉は自分達の軍は女子供に構うなと命令する。この戦いにより、光秀は滋賀五万石を与えられ、織田家初の城持ち大名になった。秀吉は、すべての命をすべてそのままに行う必要は無い、為すべき事を為せば良いと家来達に言う。
岐阜に帰った一豊は千代に、「あんな非道が許されるのか。わしには親方様が分からぬ。」と言う。夫の背負った業を背負ってやって欲しいという法秀尼の願い通り、千代は一豊の業を一緒に背負うからと言い、夫婦は固く結び合うのだった。
治兵衛がやって来て「私はいつ人質に出されるのでございますか?」と言う。治兵衛を抱き上げる一豊。


レビュー
若くして散った豊臣秀次、彼はこの回から登場する治兵衛のことである。信長の平面主義(?)的な性格と秀吉の理想主義的性格が対照的に描かれ、幼い治兵衛はその秀吉の主義のもとに登場している。その後淀君に秀吉の子が出来た折に、秀次は色々なかどで罪を着せられ高野山で切腹させられる。数々の相談に乗ってくれた叔父も亡くなっており、「文武両道」の跡取りは非業の死を遂げる。また、側室としてやってきたばかりの駒姫が十五の若さで亡くなってしまったことも資料に残っており、これからいずれ描かれる事だろう。
さて、不和がじわじわと織田家におこり始める。
千代にとって耐えられぬ戦国の業。今回は六平太の仲介による諭しではなく、法秀尼の願いによって「厳格な夫婦道」が示されるが、むしろ素朴な枷で楽にしてやるという思いがより格調の高い形式美になっており、異端者として方向を見失いがちな千代の懊悩を抑える歯止めになった。こういった女性同志のやりとりに大石氏の作品の特徴が伺われると思うのだが、どうだろう。




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2006年03月17日

ドラマ 輪舞曲(ロンド) 第九回 2006年3月12日放送 あらすじ&レビュー

琢己に向けてユナは銃を乱射する。琢己は、「殺さない。どんなに憎くても。俺はそのことを大切な人達から教わった。」と言ってユナを諭し、警察に自首する事を勧める。「俺はどうなっても構わない。神狗を潰すためなら。」そう言う琢己に宋が出て来て言う。「娘を見逃してやって欲しい。私は神狗の情報を握っている。娘を逃がしてくれたらすべてを話す。「本当にすべてを話すんだな。」続きを読む ブログランキング
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ドラマ 白夜行 第十回 2006年3月16日放送 あらすじ&レビュー

雪穂の母親は死んだ。医療ミスを発覚を恐れた病院は、器具が外れたとは言わなかった。二人の親を殺してまで手に入れた人生。「どこまでも・・・」と、雪穂は呟く。
亮司は思う。雪穂の母親は自分達は救われないと言ったけど、自分なりに雪穂を明るいところに連れ出そうと思っていた。しかし連れ出そうとすればするほど閉じ込めてしまった。「でも、他の愛し方なんて知らなかったんだ・・」 ドラマ
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